@住まいトップページ @住まい.com

ケンタの日記 用語辞典/わからない用語があれば、こちらをクリック
-

福岡県久保さんの空気の通り道の巻 2001年4月15日(晴れ)

4がつ15にち※晴れマークぼくは、前行ったジャングルジムみたいなハシゴのあるお家に行きました。
やったぁ、あそべるぞ〜!とワクワクドキドキしました。ハシゴはいなくなっていました。
「ひみつきち」を見つけました。「ぼくたちだけの☆ひみつ☆だよ!」と大っきいおにいちゃんとゆびきりげんまんしました。が、おかあさんにおしえてあげました。
とってもたのしかったです。
おばちゃん
家を包んでいた緑のベールが取れて、思わず中をのぞきこみたくなるようなおしゃれな家が出現しました。  中に足を踏み入れてみると、前回までは柱がズラ〜リと並んでいた家の様子が一変、部屋へと生まれ変っていました。壁が出来ていたり、天井が出来ていたり、窓ガラスがついていたり、玄関ドアがついていたり、もうここで寝泊りしても大丈夫!!沢山の木々で支えられたこの家はどっしりとそしてそこに住む方々を温かく包み込んでくれるような木の「ぬくもり」を感じたような気がしました。

私は子供の頃、建築中の家に忍びこんだことがありましたが、自分がまるでそこの主人(あるじ)みたいな気分になり、部屋の中を見渡して勝手に夢を膨らませ、なんともいい難い満足感に浸った思い出があります。

子供だったら通り抜けれそうな柱と柱の隙間、ジャングルジムを思い出させるような木枠の間や壁と木の間にはたくさんの空間が見られました。家の中のすべてのものが新鮮な空気と触れあっている空間がそこにありました。私が以前住んでいた家もそうでしたが、昔の家は気密性が低く「すきま風」など多くて特に冬場は寒いと感じたことはなかったですか?係りの方に聞いて分ったのですが「すきま風」と言われている風には「換気(かんき)」と「漏気(ろうき)」があるそうです。「換気」は部屋の中の汚れた空気を新鮮な空気と入れ換えることです。家にとってとても大切な要素だということは言うまでもないと思います。「漏気」は言葉どおり隙間から漏れてくる空気のことだそうです。昔の家はこの「漏気」が多かったそうです。一方、この家は家自体が自然に換気できるような仕組みになっているそうです。「健康的で住み心地のいい家作りが私たちの誇りです」と係りの方もいわれていました。

ケンタは今日『「秘密基地」を見つけたよ!』と嬉しそうに話してくれました。『お母さんにしかられた時に一人でかくれるんだ』と言ってとても嬉しそうな様子でした。でも1つ難点があるそうです。そこに行くには「かくれ階段」を登らないといけないのです。その階段は、普段は高いところにあるのでケンタ一人ではまだ届かないのです。私にしかられた時に隠れる秘密の場所なのに私に言わないとそこには行けないなんてチョット…気乗りしないんじゃないかなぁ〜。ケンタが連れて行ってくれたので私も「秘密基地」を覗いてみることにしました。今日はポカポカ陽気のせいかそこは少し暑く感じました。
ここに来ると壁の中に隠れてしまった柱たちと再会できました。この部屋でケンタが面白いことに気づきました。「お母さん、この部屋ね、僕が立っているときはとってもムンムンするんだけど、座ると少〜しあったかいくらいで同じ部屋なのに不思議な部屋なんだよ。」と教えてくれたんです。私が中腰くらいで頭が天井につきそうな屋根裏部屋でしたが、中腰の時としゃがんだ時とでは感じる温度がケンタの言通り違うような気がしました。他のお宅にお邪魔した時は屋根裏部屋というと上がっただけでム〜ンとする印象があるのに、ここは少し様子が違いました。

どういう仕組みになっているのか係りの方が説明して下さいました。「今15時現在、この屋根裏部屋の温度は一番高い所で38℃、足元では23℃です。仕切りも何もない一つの部屋なのに約15℃も温度差があります。」と測定のために設置されている温度計を見せていただきました。「今建っている一般的な家の屋根裏は、屋根が太陽で暖められた熱と室内の暖かい空気の上昇などで、空気の逃げ場が無くム〜ンとするのだと思います。空気は温度差で対流する性質があります。それを利用するために、この家はほとんどの壁の中に『空気の通り道』つまり柱と柱の間に通気層を設けています。室内の暖かい空気はその通気層を通って屋根裏に集まってきます。それらの暖かい空気と屋根が受けた太陽熱はこの家の場合、屋根裏から屋外に出て行けるよう空気の通り道を設けています。それで屋根裏部屋でも常に空気が流れ一般的な家のそれよりも比較的過ごしやすい空間になっているのです。
また、この常に動いている屋根裏の空気の流れが、通気層から屋根裏に登ってきた暖かい空気や屋根に集まった太陽熱をじかに居住空間に伝えないような役割の一端を担っています。このお陰で居住空間を快適な温度に保っているのです。」と説明して下さいました。確かに2階の室内温度と屋根裏部屋の足元の温度がほぼ同じだったことを見せてもらって、たった高さ1mくらいの屋根裏部屋がこんなにもすごい働きをしているとは驚きでした。自然な空気の流れを利用されていて電気代などかからずローコストで省エネにもつながりそうな気がしました。ケンタが言った通りの本当の秘密「気」地だと思いました。

足を運ぶ度に、私もいつかこんなに快適な家に住んでみたいと思うようになりました。もちろん私の家ではないのですが、この窓辺にはこんな置物を置きたいわ、このコーナーにはあの家具を置いて、トイレにはあれを飾って、玄関にもあの花を生けてと勝手に夢が膨らんだ1日でした。
ボンジョルノケンタ!トップへもどる


●ご利用方法 ●お問い合わせ●サイトマップ
-
Copyright(C)yamae-hisano.co.Ltd.All right reserved.